
保湿の深さとは?
化粧水の“保湿力”と一口に言っても、
「肌の表面だけ潤う化粧水」と「角層の奥まで水分を保持する化粧水」では、仕上がりも肌の変化もまったく違います。
保湿の深さが足りない化粧水
・つけた瞬間だけしっとり
・すぐ乾く
・日中の乾燥・粉吹きが続く
・メイクが崩れやすい
深くうるおう化粧水
・時間が経っても乾燥しない
・キメが整いツヤが出る
・敏感・ゆらぎが減る
・“素肌レベル”が底上げされる
保湿の深さは、
成分の分子量・浸透設計・水分保持力(ヒューメクタント)・皮膜形成力で決まります。
専門家コメント:保湿の深さを決める主要成分
① ヒアルロン酸の分子サイズが重要
- 高分子:表面保湿(ツヤは出るが浅い)
- 低分子:角層深部まで浸透(3〜4層目を潤す)
- 超低分子:より浸透しやすい
➡ 3種類以上配合していると深い保湿が期待できる。
② NMF(天然保湿因子)類似成分がカギ
- PCA-Na、乳酸Na、アミノ酸系
➡ 角層に長く留まり、失われたNMFを補えるので、深く・長く潤う。
③ ガラクトミセス、セラミド、ナイアシンアミドなど“水分保持+バリア修復”成分
保湿の深さを上げるには、
「入れる力(浸透)」+「抱え込む力(保持)」が必要。
- セラミド(特にNP, NG, AP)
- ナイアシンアミド(保水とバリア改善の両方)
- 発酵エキス(浸透サポート)
➡ 深い保湿を支える“土台”になる。
プロがオススメするチェックリスト(購入前に必ず見るべき点)
低分子〜複合ヒアルロン酸の有無
「ヒアルロン酸Na」だけでは表面どまり。
セラミド(NP・NG・AP)が入っているか
角層の水分保持力の底上げに必須。
NMF類似成分(PCA-Na/アミノ酸)が入っているか
角層深部を“しっとり柔らかい状態”に保つ。
アルコール量が多すぎないか
深部の水分を逆に奪うケースもある。
保湿成分が全体の何番目に書かれているか
成分表示が後半だと濃度が少なく期待薄。
よくある「間違った改善法」
とりあえず「とろみ化粧水」を選ぶ
→ とろみ成分(ポリマー)が多いだけで深部に届いていないことが多い。
化粧水だけで保湿を完結させようとする
→ 深い保湿には「化粧水で水分+乳液・クリームでフタ」が必須。
乾燥が気になると“重ねすぎる”
→ 表面に水分だけ乗り続け、逆に蒸発して乾燥を悪化。
アルコール強めの化粧水で“スッキリ感”を求める
→ 一時的に気持ちよいが、角層内の水分が抜ける。
まとめ:深くうるおう化粧水の選び方
- 低分子〜複数ヒアルロン酸が入っているもの
- セラミドNP/NG/APが上位表示
- NMF類似成分(PCA-Na/アミノ酸)が豊富
- アルコールが控えめ
- 浸透ブースト成分(発酵エキス・ナイアシンアミド)があるとなお良い
- “とろみ”より“成分構成”を見る
- 即効性より「持続保湿」を重視する
最後にプロから一言
保湿ケアで結果が出る人と出ない人の差は、
「肌の表面ではなく“角層の奥”にどれだけ水分を届けられているか」に尽きます。
値段よりも
“何で保湿しているか”
“どの層まで届く処方か”
を見るだけで、化粧水選びの失敗が激減します。
深部まで潤う化粧水は
肌そのものが強くなり、トラブルの再発を防ぐ土台をつくります。


