
ITエンジニアの評価制度って会社によって本当にバラバラで、「納得感のある評価されたい!」って気持ちは超わかる。ここでは、実際に使われてる評価制度の事例をいくつか紹介します
1. Google流:OKR(Objectives and Key Results)
- 概要:
個人の目標(O)と、成果を示す指標(KR)を設定する方式。
例:「パフォーマンス改善ツールの導入(O)」→「APIレスポンスを20%改善(KR)」 - 評価の特徴:
✔ チームと個人の成果が連動しやすい
✔ 数値・行動両面で成果が明確
✔ 上司との対話ベースで目標を調整 - 導入企業例:Google、メルカリ、サイボウズなど
2.クックパッド型:成果+カルチャー評価のハイブリッド
- 概要:
「成果(What)」と「行動指針への貢献度(How)」の両方で評価 - 評価の特徴:
✔ 技術成果だけでなく、周囲への影響やコラボ力も評価
✔ チームで成果を出す文化を育てる
✔ 技術力だけで“孤高”な人は高評価になりにくい - 導入企業例:クックパッド、Sansan、SmartHRなど
3. GitLab型:セルフレビュー+ピアレビュー中心
- 概要:
完全リモートのGitLabでは、自己評価+周囲からのフィードバックが基本 - 評価の特徴:
✔ ドキュメント中心に仕事が進むから、評価も可視化しやすい
✔ 自律性・アウトプットが重視される
✔ 上司の主観ではなく、ドキュメントやPRレビューなどが証拠になる - 導入企業例:GitLab、Remote社など(完全リモート企業に多い)
4.技術ランク制度(グレード制)
- 概要:
等級(例:L1〜L6、ジュニア〜シニア)に応じた期待役割と報酬レンジを明確化 - 評価の特徴:
✔ 技術力・設計力・リード力などで定量評価
✔ キャリアアップが見えやすく、年収とも連動しやすい
✔ スキルマトリクスで「何を伸ばせばいいか」が明確 - 導入企業例:LINE、楽天、サイバーエージェント、Sansanなど
5.360度評価 × 技術アウトプット可視化
- 概要:
周囲のエンジニア・PM・他部署からのフィードバックを取り入れる - 評価の特徴:
✔ 「コードレビュー・設計ドキュメント・ナレッジ共有」なども評価対象
✔ テックブログ・社内LT・OSS活動もプラスに
✔ 技術貢献度+周囲との協働がバランスよく評価される
6.評価制度に納得感を持つために見るべきポイント
視点 | チェックポイント |
---|---|
評価基準 | 数値・成果・行動などバランス取れてるか? |
フィードバックの頻度 | 半期?四半期?定期的に改善されるか? |
透明性 | 等級・査定ルールは明示されているか? |
上司の主観頼りすぎ? | 他者評価やアウトプットの可視化があるか? |
7.おすすめの質問例(面接で使える)
- 「エンジニアの評価制度について教えてください」
- 「成果以外で評価されるポイントはありますか?」
- 「技術力の伸びはどのように評価に反映されますか?」